first love
「だよなー!
よし!
俺、ちゃんとマイに言うわ。
もう終わらせようって。
このままズルズル続けててもお互いダメになりそうだし!
マイも新しい恋するべきだよな!」




池田はソファーにもたれかかってたばこを吸った。

その顔はなんだかスッキリしてた。




「マイさんさぁ、翔と幼なじみだって。
意味わかんないよね。
元カノだろって言いたかった。」

「あいつ、たまに変だよな。
よくわかんないこと言う。
でもあいつも、精神まいってるんだよ。
どうせお前ら結婚すんだからさ、マイのことなんて気にせずお前らはお前らで2人で幸せになれよ」


「あんたってどういう立場から言ってんの?(笑)」

「お前が幸せになるのは、マイのためにも…だよ。
じゃなきゃマイはいつまでも諦めつかないし、いつまでも幸せになれないんだよ」



そう言う池田の顔がせつなくて、
まだマイさんを想ってることを語っているようで、

あたしまで胸が締め付けられた。




「そうだよね。
ありがとう。
幸せになる。
あ、マナミと付き合ったらWデートしようね」


「は?翔だろ?
無理無理無理。
元カノの元カレだよ?
わけわかんねーだろ!」


あたしたちはフフッと笑い合った。


「お前、翔待ってんだろ?
帰っていいよ。
店長は俺が見とくから」




あたしは店を出た。




…店長も…


あたしが翔と結婚したら

あたしを諦めるのかな。



他の誰かを好きになるのかな。





あたしはタクシーに乗り込んだ。



イヤホンから流れるFirst Love






…明日の今頃には私はきっと泣いてる

あなたを想ってるんだろう…
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