向日葵の事情

作戦



「おっはよーっす」

「おい、桐山(梓の苗字)。遅刻してくるなら静かに入れー」


明らかにツッコむところ間違ってる


「うぃーす、すんませーん!」

反省の色が見えない梓は
あたしの隣に座った。


「……。」

「……。」


どちらも沈黙。

しかも目を合わせようともしない。


もしかして、昨日のこと怒ってる…?よね…


あーあ…あたしもプライドとかやけにあるんだよなぁ…


「ねぇ、梓。昨日のことはごめ…「ねぇねぇ!梓ぁ!姫の錦さんと仲間割れしたって噂、ほんとぉー?」


ケバケバ女子め…!(人の事言えない金髪女です)


「あー、まあそうだね」


…え、梓?

普通、あたしのいる前でそんなこと笑顔で言っちゃう?
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