Magic Academy ~古からの盟約~
黒い影の後ろにあった禍々しい門をくぐると、辺りから呻き声が、絶えず聞こえてきた。

「何度きても、慣れんもんだ」

彼が呟くと、その横にぼうっと笑った表情のマスクが現れた。

「彼女はどうだ?」

彼に、しわがれた声が話しかける。

「時がきた。今なら使える」

その言葉に、小さく笑う声が聞こえた。

「そうかそうか。ならばこちらも用意をしておかねばな。引続き、監視を頼む」

そう言い残して、マスクが消えてなくなった。
ふぅ、と息を吐くと、彼はまた、来た道を戻って行った。

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