Magic Academy ~古からの盟約~
「ウォルフ!」

愛らしい女の子の声が聞こえてきて、そのままウォルフはシークを飛び越える。

「ヒュープリッツァ様!」

慌てた様子で声の主のところに駆け寄るウォルフ。

「うぉ!」

と同時に、思い切りそこにいた小さな少女に殴られていた。

「相手が弁解しているんだから、話をちゃんと聞きなさい!いつも言っているでしょう!」

ヒュープリッツァと呼ばれた少女に、でも、と弁解しようとすると、また、一撃重そうなパンチをお見舞いされていた。

「でもじゃない!なんであんたはそう血の気が多いかな」

はぁ、とため息をついたところで、きょとんとした様子のそら達に気づき、ヒュープリッツァは慌てて駆け寄ってきて、頭を下げた。
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