駆け抜けよ
ハジマリの章
ココはとある魔法が存在するセカイのとある大陸

今より数年前、この大陸は所謂、乱世という時代だった。


火の國、水の國、木(もく)の國、雷(いかづち)の國・・・・と、様々な國が存在し、火の國なれば火、水の國なれば水、といった具合で一つひとつの國で使う魔法が異なっている。



乱世と言われていた当時、國と國はいがみ合い、勢力争いをしていた。

土地を求め、力を求め、富を求め・・・・戦は終わらぬものと誰もがそう思っていた。





あの時、とある男が城主として戦場(いくさば)に現るまで





男の力は絶大だった。


圧倒的な力でねじ伏せ、えげつない策略で追い詰め、乱世の頂点へと己(おの)が國を導き、絶対的な強さで全ての戦を終わらせた。

男がやってきたことで、乱世の幕を閉じ平穏が訪れた。

その男の名はヤオ





龍の國の城主であり



この大陸の絶対的な頂点である。


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