Dream*Voice
1*

出会い



「みーおーんっ!!今日さ!合コン行かない???いい男連れてくるからさっ」




『んーー。私男の人とか興味ないしー』



「いいからっ!暇つぶしだと思って来てみなよ!!美音の声聞いたらみんな落ちるって!!」






『そんなことないけど..まぁ、たまにはいっか!!』



「やったー!決まりだね!!じゃあ、五時に駅前のファミレス集合ね!!」



『らじゃ〜〜っ!!!』




誘ってきた子は紗記(saki)


小学校からの親友で私の家庭のこととかを唯一知っている人物。



母が自殺したとき、唯一支えてくれて、紗記には凄く感謝してるし、大好き。




それに、お父さんさんから受け継いだ少し高めの声を綺麗だって褒めてくれる。



私はお父さんに似ている声が嫌いだった。



お母さんの自殺を思い出すようで。








『五時....あと十分か....』



駅前のファミレスは紗記とよく行く所。安いし、私たちが通ってる高校から5分のところにあるの。



『もうそろそろ行くか!!!』



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