2月14日


 『ごめん。用事思い出したから、私帰るね』


 じゃあ、と別れを切り出すと呼び止められる。


 「送ってくよ」

 『大丈夫、用事あるのすぐそこだから』


 彼は渋々といった感じで納得してくれた。


 「じゃ、またな」


 そう言って去って行く彼の背中を見つめていた。

 私は彼とは反対方向に歩き出す。




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