Black Word
「イオリ、好きなやつはいるのか?」
「えっ、好きな人?いないよ?」
「そうか。........いつまで抱きしめてんだ。朝ごはん食えに行けないだろ。....ほぉ~、そんなに俺が好きか?」
「バカ!違うからっ!恥ずかしいやつ!」
「おい、バカなんて初めて言われたぞ。今日は記念日だな」
「え、なんの記念日?」
「決まってるだろ。初めてバカと言われた記念日だ」
「バカと言うよりアホだね。ふふふっ、クロマって変なやつー!」
「お前こそ、変わってるな。こんなに素直に思ったこと言うなんて」
「うん?クロマだからだよ?」
「え、今なんて?」
「なんでもなぁーい。朝ごはん食べに行こうよ。お腹すいたぁ~」
「........俺、だからか。イオリ、俺は誰よりもは最低で残酷だ」
枯れそうな弱々しい声は誰にも拾われることはなかった。