君と描いた日常-負け組女子高生
今の彼女にはそう思うしか逃げ道がなかった。


そう考えるのがショックを和らげる1番の方法だった。


「悠紀!来てたんだ・・・」


悠紀は自分を落ち着かせるのに必死であかりが教室を出てくるのに気付かなかった。

明らかにあかりは慌てている。


「おはよう」


俯いたまま言った。


「いつからいたの?」


あかりは悠紀の顔を覗き込んだ。


「今、来たばっかだよ」


悠紀は笑った。


「そっか・・・教室入ろ?」


あかりは悠紀の手をひいた。
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