片想い連鎖
「みゆ、私伝えたよ」



「ほのちゃん…」



「そして、キッパリ振られてきました」



無理に笑顔を作りながら敬礼のポーズをするほのちゃん。



「な〜んて、正直落ち込んじゃったけど,。でも後悔はないよ。これでようやく前へ進めるって感じ!」




「ほのちゃん…」





「だから…」





「私には気を使わないでね」



「えっ?」



ほのちゃんは続けて言った。



「この前高梨にあげるんだよね?って強めに言っちゃったけどほんとはどう?」



本当は…




「誰のこと考えてショコラ焼いてた?」



ほのちゃん…



「あぁ〜!もう泣かないの!!」



自然と涙がこぼれてくる私。
ほのちゃんに気づかされるなんて本当に最低だ。



「私、最低だよね…」



「そんなことないよ。さぁほら行った行った!今度はみゆが気持ちをぶつける番だよ!」



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