石林(シーリン)三国志

敗走

この隙に趙雲は敵陣にただ一騎で引き返し、
劉備の妻子を救出した。

こうして劉備は曹操の追撃を振り切り
劉埼や関羽と合流して揚子江の要衝
夏口にいたるのである。

この戦いの間にも瞳の出くわした
ような場面は見当たらんのう」

「夏口で軍を立て直すも劉備軍は2万。
曹操軍は30万にも膨れ上がっていた。

これではとてもかなわない。残された道は
唯一つ孫権と共闘するしかない。

劉備の陣中には孫権の重臣魯粛が来ていた。
劉備と孔明は大義を熱く語り、

いかに強国たりともなりふりかまわぬ曹操を
討つべしと魯粛を説得して
同盟成立へと動く」
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