森田当麻の奇妙事件簿2

当麻がチラッと優衣をみた。

「ほんとなら、俺がここに待機して指令を出した方が効率的なんだが……。お前、幽霊ムリだもんな」

面目ない。

優衣は恥ずかしさでうつむいた。

「ということで、南校舎は俺とこいつで行く。異議はないな?」

皆がうなずく。

「なら、幽霊を発見したら携帯で連絡をとろう。よし。いくぞ」
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