私の生きる理由…
ーバタンッ

「蓮、おかえりなさい。」

「…。」

「夕食、食べますか?お風呂入りますか?」

「…風呂。」

「はい、じゃぁ、準備してきますね。」

「…。」


と、ここまではいつも通り。
今から違うところは女性の存在を聞くこと。



ーカポンッ

彼がお風呂から上がってきた。

「あ、あの‼︎」

「…何?」

「蓮って、今日綺麗な女性と一緒に街を歩いてたりする?」

「…何が言いたいの?」

「私…見ちゃって…。蓮が綺麗な女性と楽しそうに歩いてるところ。も、もしかしてだけど…浮気、してるの?」

「…何言ってんの?俺、仕事で忙しいんだけど。」

「本当?」

「なんで俺が嘘をつく必要があるんだよ‼︎」

パンッ

「ビクッ…ごめんなさい…」

「もういい。ここから出てけ。」

「え…?」

ドタドタ…バタンッ

「え…?ど、どこ行くの?」

「お前が出て行く気がなさそうだから、俺が出ていく。」

「え…‼︎待って、待ってよ蓮〜‼︎」


どうしてこんなんになっちゃったんだろう…

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