歪な愛のカタチ




『佐々木さんは毎日私以外の女と毎日私いるでしょ!!』


『佐々木さんが良くて私がダメなんて不公平だよ!』


私は怒鳴っていた。


私は間違っていない。

そう思ったから。


けど……


「それは…違う……香織は俺と別れたいの?」


別れる?

どうして…そうなるの…


「俺は結婚してる…今は帰らないて行けない場所がある」


結婚してる…そんなの知っている。

「もう少し……待っててくれるかな」


待つ?

『待って…どうなるの?』


「俺は香織と生きていきたいんだ」
< 59 / 126 >

この作品をシェア

pagetop