恋愛優遇は穏便に
「最後の一杯、別のお酒があるんだけど」
政義さんもけっこう飲んだのに、まったく顔に出ていなかった。
政義さんはさっと立ち上がると、台所に立ち、棚から何かを取り出した。
ブランデー、ラム、コワントロー、レモンジュースを取り出し、丁寧にシェーカーの中へと入れていく。
政義さんがカクテルシェーカーを持つと振り始めた。
その手際の良さに驚いた。
「え、政義さんてカクテル作れるんですか?」
「趣味の範囲でお店のひとから教わっただけだよ」
そういって、琥珀色の液体がカクテルグラスに注がれた。
「どうぞ。ボクの渾身の一杯」
「いただきます」
口当たりがよく、甘い。
「どう? おいしい?」
「え、ええ。とても。けっこう甘くておいしいですね」
「そうなんだ。むつみチャンにぴったりなカクテルでよかった」
おいしいんだけど、ずしんと体にくるものがあった。
「なんだか……眠気が」
「どうかした?」
頭が重い。視線がぼやけてくる。
「ここで眠っちゃあ、風邪ひくよ」
そういうと、政義さんが私の手を引いて白いソファに横にさせた。
「ちなみに、このお酒って何ていう名前だと思う?」
「……何、です、か……」
「ビトウィン・ザ・シーツ」
「え……?」
政義さんの悩ましい笑みが近づいてきた。
アルコールの力に勝てず、本来の力が保てられない。
「いい夢、みさせてあげる」
ふ、と視界が暗くなった。
政義さんもけっこう飲んだのに、まったく顔に出ていなかった。
政義さんはさっと立ち上がると、台所に立ち、棚から何かを取り出した。
ブランデー、ラム、コワントロー、レモンジュースを取り出し、丁寧にシェーカーの中へと入れていく。
政義さんがカクテルシェーカーを持つと振り始めた。
その手際の良さに驚いた。
「え、政義さんてカクテル作れるんですか?」
「趣味の範囲でお店のひとから教わっただけだよ」
そういって、琥珀色の液体がカクテルグラスに注がれた。
「どうぞ。ボクの渾身の一杯」
「いただきます」
口当たりがよく、甘い。
「どう? おいしい?」
「え、ええ。とても。けっこう甘くておいしいですね」
「そうなんだ。むつみチャンにぴったりなカクテルでよかった」
おいしいんだけど、ずしんと体にくるものがあった。
「なんだか……眠気が」
「どうかした?」
頭が重い。視線がぼやけてくる。
「ここで眠っちゃあ、風邪ひくよ」
そういうと、政義さんが私の手を引いて白いソファに横にさせた。
「ちなみに、このお酒って何ていう名前だと思う?」
「……何、です、か……」
「ビトウィン・ザ・シーツ」
「え……?」
政義さんの悩ましい笑みが近づいてきた。
アルコールの力に勝てず、本来の力が保てられない。
「いい夢、みさせてあげる」
ふ、と視界が暗くなった。