永遠に....
みな日和の扱いに戸惑っている中、一人だけ理解している人がいた

日村雛(ヒムラヒナ)

日和が施設にいるときに、日和の過去を調べたからだ

慎司の兄、慎司の教育係

新垣家に勤めて15年たつ

「今日は昨日のお復習をします」

「僕茶房は嫌いだな...」

「なんだよな慎司、こんな簡単なことも出来ないのかよ!」

「...」

「私は好きだよ。後で教えてあげるね」

「うん」

三人とも仲良いが

「いいな...」

慎司の兄、新垣晃(アラガキアキラ)は日和のことを妹のように接していた

しかし、二人の仲を羨ましく思っていた

「なぁ雛、俺もお父さんに頼めば慎司みたいに、俺だけの友達できるかな??」

「...」

晃は友達がいないわけではなかった

常に一緒にいる日和が羨ましかったのだ

「晃様には、側近の方がいるじゃないですか...」

「俺は同い年の子が欲しいの!!」

「...どうでしょうね...」

晃はすぐに親に頼んだものの、断られてしまったのだ

「おい雛何で慎司は良くて、俺はダメなんだ‼」

「晃様...」

「俺も欲しいのに...」

晃は欲しいと思ったら、手に入れないと気がすまない人間だった

「...慎司様には、まだ側近がいませんでしたから、旦那様は日和様を新垣家に招き入れることを承諾したのですよ」

日和の過去を言うわけにはいかず、嘘をついた

「...じゃあ、今の側近を外して!」

「...」

晃は譲らなかった

「晃様、私では生嶋を外すことは出来ません。お願いするのでしたら、旦那様におっしゃってください」

晃の性格をよく知ってる雛は、主人の言うことしか聞かないと思い、主人に任せることにした。

「...お父様、海外に行っちゃったし...」

「帰ってくるまでの辛抱ですね」

「...」

渋々承諾した晃だった

なかなか帰らない父親に、晃は諦めてしまった
< 19 / 52 >

この作品をシェア

pagetop