愛と哀
ヤダ……!!
絶対に嫌だっ……!!
包丁で切られるのは嫌っ!!!
「お願いやめてっ……切らないでっ!!」
「どうして?七乃さ、自分で自分の手首を切った事あるでしょう?」
「っ」
春田くんの視線が私の左腕の切り傷の痕に。
「だったらこれくらい平気じゃん。それに俺は……愛情を込めて切るんだし」
あり得ないっ!!
人を傷つけるのに、愛とかそんなの関係ないよっ……。
怖くて、恐ろしくて、切られるのが嫌で……。