愛と哀





「っ……」



そこにはたくさんの洋服が。




とっても可愛らしいフリフリのスカートなど、私にはもったいないものばっかり。



これ……本当に全部、春田くんが……。





「寝間着も新しいの買ったよ。もし何か、欲しい物があったら遠慮なく言って」


「春田くん、私……そこまで甘えられない」


「何言ってんの?俺らの仲じゃん」



ここまで買い揃えたなら、かなりのお金を使ったに違いない。




彼にこんなに散財させる事になるなら、この選択肢は失敗だった?


ただ単に莫大な迷惑をかけただけな気がする。




< 63 / 283 >

この作品をシェア

pagetop