君想い~密かに抱いた恋心~

「なに?」

「古典の予習見せて」

「あのさぁ…
席隣なんだからあとでもよくなかった?」

「いまじゃないとだめ」

「なんでよ」

「なんででも。」

「あっそ」

「「…………」」


なんか空気おもっ。
優くんとこ戻ろっかな。


そう思って瞬に背中を向けると
体が後ろへ傾いた。


「わっ!」

「……どこ行くの?」

「どこって…優くんとこ」

「なんで」

「なんでって……」

「…もうSHR始まる時間」

「……はぁ 」


あと5分もあるんだけど……


「………あとさぁ」

「なに?」

「お前、隙ありすぎじゃね」

「……隙?なんで」

「…… べつに」

「なにが言「はい、おはよーー」



タイミング悪く先生が入ってきて

瞬が何を言いたかったのかわからなくて

あたしは1人イライラした1日を過ごした。

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