初恋も二度目なら
「だがこれは、未来のだんなになるかもしれない野郎に会いに行く婚活パーティーだ。まだ見ぬそいつとデートへ行くような気概を持つべく、少しは着飾って来いってことだろ?」
「さすが部長!ていうか、部長のほうが気合い入ってますね!」
「そうか?」
「部長もパーティーでお相手を探す気、満々じゃないですか」
「俺?・・・そうかもしれないな」
「え?じゃあ、部長は結婚を視野に入れたおつき合いをするお相手を、探してるんですか?」
「まあな」
「あ・・・」

まさか部長が恋愛をしたいと思っていたとは・・・意外。
でも・・・部長だって自由に恋愛をする権利はあるんだし。

だから今の部長の発言を聞いて、動揺する必要なんてないのに。

「そ、それで部長も婚活パーティーへ行きたいんですね?でも・・・ホントに大丈夫ですか?前クレームのメールが来たんでしょう?出入り禁止にはなってないんですか?」
「俺はすでに年会費を払っているし、払い戻しもされていない。だからハッピー婚活所にそこまでする権利はないはずだ。だが、もしそんな理由で俺を門前払いするなら・・・それなりの報復は、もちろんさせてもらう」
「報復って・・・ぶちょー。声に気合いが入り過ぎて、かなり現実味を帯びてますよっ!」
「事件にまで発展はさせないから心配するな」
「当然です!」

ていうか、部長って結局、お相手を探しに行くことより、リベンジ兼、私のお目付け役として、婚活パーティーに行くのが、真の目的のような気がする・・・。

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