初恋も二度目なら
「あの、ユキオくん」
「なぁに?」
「部長は・・・いつ頃いらっしゃるんでしょうか」
「えーっと、3時ごろだったと思う」
「そうですか・・・」
「どーしたの」
「いえ!その・・・やっと部長に悠希さんのことを言えると思うと、ホッとして・・・」
「でもまだユウリくんは知らないはずだから・・・言っちゃダメよ」
「え?」

なんでユキオくんは最後、私の耳元で囁いたの?
と思った矢先、視線を感じた。

「あっ・・・!」

部長っ!!
お互い気づいている以上、ここで知らないフリをするわけにはいかないでしょ!
ていうか、部長はすでに私たちの方へ歩いてきてるから、逃げられないし!

結局私たちは一歩も動かないまま、部長は私たちの前までやって来た。

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