初恋も二度目なら
「それもあるけどー、一番の理由は、生徒さんたちが“バカにもなれる賢い女”を目指すようになるから。そのアクションを起こすことで、気づけばその人に相応しいカレが隣にいるの。オトコはね、あげまんが好きなのよ」
「あぁちょっと!そのユキオ語録、メモっておきたい!」
「じゃ、紙と鉛筆持ってくるわ」

そしてユキオくんがすぐ持ってきてくれた紙に、私が「男はあげまんが好きです!」と鉛筆で書いたのを見た隣の部長は、「おまえ・・・マジで書いてんのか」と言いながら、ゲラゲラ笑っている。

「大事なことはメモしておかなきゃ、忘れちゃうでしょ?」
「・・・そうだな」と言った部長から、なぜかお団子ヘアーを軽くクイと引っ張られた。

それが何だか親しみのある感じで・・・。
でも嫌じゃなかったりして・・・。



☆ユキオくんと両親の和解のお話は、番外編として自サイトのみ掲載中です☆
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