初恋も二度目なら
「あ・・・」

部長の外車、まだあった・・・。

それで心底ホッとしている私は、さっき部長が言ったとおり、部長のおうちへ行きたかったのかな・・・ううん。

部長のおうちじゃなくていい。
ただ・・・部長と一緒にいたい。それだけ。

やっと自分の気持ちに気がついた私は、晴れやかな笑みを浮かべて、再び助手席に乗った。










部長が玄関のドアを開けた途端、私たちはなだれ込むように中に入った。
蹴るようにサンダルを脱ぎ終えると、部長は私を抱きかかえて、寝室へ直行した。
玄関ドアの鍵は、部長が閉めた・・・と願いたい。

そのまま私たちは、急くように身につけているものを次々と脱いでいき、あっという間に裸になると、部長は私をベッドに押し倒した。


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