初恋も二度目なら
「くっ・・・前は5回でギブだったのに・・・」
「身軽になった、おかげ、かな・・・」

熱い・・・。
背中から汗が流れるのを感じる。
そして部長の体も・・・中も熱い・・・。

「小夜、もう少し前・・・そうだ・・・」
「あっ、んっ」
「あぁやべ・・・さやっ!」
「あ・・・・・・っ!」
「う・・・ハァッ」


あぁ私・・・自分が石になった気分・・・さしずめ漬物石ってとこかしら・・・。
ドキドキ激しく高鳴る部長の鼓動が、私の耳にハッキリ聞こえる。
・・・じゃなくって、きっと部長は「重い」って感じてるはず・・・。

と思った私は、部長から降りようとした。
でもその途端、部長が私の背中に手を回したので、身動きが取れなくなってしまった。
< 243 / 256 >

この作品をシェア

pagetop