黒い羽と嘘と執着

『裏に非常階段があるからそこの3階のところから入ってきて、部屋は入ってすぐの右の部屋だよ』



私はカンカンと軽快に階段を上り部屋を目指す



そして、部屋の前まで着くと思いっきりドアを開けた



「つばさ!」



すると中では翼がくつろいだように座って私を待ち構えていた



「椿、今日も元気そうだね」



「っ!何呑気そうにしてるの!! 今日予定空けるの大変だったんだから!」



「ごめんごめん、今度パフェでも奢るから、ね?」



パフェの言葉に一瞬つられてしまう





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