恋のお相手は小さな男の子



ーーーーー


休日の駅前は人が多い。


当然と言えば当然なのだが、人の多さに酔ってしまいそうだ。



一旦、休憩でもしよう。



来て早々なんだが、さっきまで家でごろごろしてたのだから、いきなりエンジンはかからない。


向かうのは、お洒落で可愛いと高校生に人気のカフェだ。


このカフェで何回か相良先輩に話を聞いてもらっていた。


三浦先輩に告白して振られてから、もう一週間以上経つ。



カラン。



カフェの戸を押すと鈴の音が響く。


店員の「いらっしゃいませ!」に、ぺこっと頭を下げると、空いている隅の席へと歩を進めていく。


隅の席だが窓があり、外の景色が見える場所。


この場所が好きで、相良先輩と来ていた時も、夕香と来た時も空いている時はこの席だ。


木製の少しレトロな雰囲気の椅子を引くと、そこにストンと腰を下ろす。


その時丁度やって来た店員にアイスミルクティーを1つ注文した。


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