恋のお相手は小さな男の子
ああ、でも。
……私の告白を断った三浦先輩も、彼女達みたいにさらっと言葉が出てくる位、私の事が恋愛対象外だったって事だ。
それに気付かなかった私が……馬鹿だったって話。
「お待たせ致しました」
その明るい声音と共にテーブルに置かれたアイスミルクティーにストローを挿すと、一気に口へと甘いミルクティーを流し込んだ。
振られた時の苦々しい気持ちが甘さでかき消されるように。
ミルクティーをぐびぐびと飲んでいると、またカランという音が店内に響いた。
この店は人気で繁盛しているから、客も多い。
つい何となく入り口へと目をやった瞬間、思い切り目を見開いてしまった。
口からぽろっと離れるストロー。
そしてあろうことか、その入ってきた人とバッチリ目が合ってしまう。
焦げ茶色の髪がふわふわとしていて、くりっとした目が印象的な彼。
この間、私を振った人。
……三浦先輩だ。