セカンド☆ライフ
『うん、ファーストの中にも僕達を知覚できる人は確実にいるよ』

俺は純流さんにさっきのヤンキーの話をした。

『特殊な能力なのか…あるいは僕達に近い存在なのかはわからないけどね』

『例えばそんな人達を通じてファーストと…家族や大切な人とコミュニケーションをとることって可能ですかね?』

『可能だよ』

『そっか、何がなんでもあのヤンキー探さないと』

『お勧めはしないけどね』

『どうしてです?』

『見知らぬ不良に突然あなたの息子さんからの伝言があります!なんて言われたら親御さん驚くんじゃない?』

『そこですか…』

『大事なポイントだと思うけどなぁ』

『純流さん霊能者に知り合いいないんですか?』

『ファーストに知り合いはいないかな』

『純流さんはセカンドライフを謳歌してそうですからね』

『君も、ね♪』

『まぁ』

(そう言えば俺、死んでからのほうが充実してるな…しのちゃんのおかげで!)

『霊能者に関わるのはいいけど、除霊されないようにね♪』

『除霊されるとどうなるんです?』

『消滅しちゃうよ♪』

『こわっ!何さらりと言ってんの!?』

『消滅の先に何があるのかわからないから一概に怖いとは言えないさ』

『消滅の先かぁ』

『消滅してみないことにはわからないけどね』

『ファーストがセカンドライフを知らないのと同じ…あ!』

『うん?』

『しのちゃんほったらかしてきちゃった…』

『なるほど、またね唯里君♪』

『はい!またっす!』
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