セカンド☆ライフ
『ところでバァさん、なんでそんなに俺達のこと知ってんの?』

『儂のもう一つの得意技、【オブザーブ】じゃよ』

『オブザーブ?』

『半径100キロ圏内の全てのセカンドを一方的にフォローできる』

『何それチートじゃん!』

『やっとることはお主と大差なかろう』

『ん…そうか…複合して拡大解釈すればいいだけか…』

『何か掴んだようじゃな』

『うん!サンキュばっちゃん!』

『さてそろそろ本題に入るかの』

『え?前置き長すぎね?』

『お主らがバカップルじゃなけりゃもちぃと話も早かったんじゃがの』

『ぐぬ…』

『娘、しばらく儂の元でバインドを学ばぬか?』

『へ?』

『小僧は佐和田とノイズの浄化をやってみんか?』

『オッサンと?』

『時間は悠久にあるんじゃ、少しだけ学びに回すのも悪くないぞ?』

『考えさせほしい』

『よく考えるがよい』

『ん、ありがとう環さん』

『学びたくなったらいつでも来い』

『うん、そうさせてもらう、行こうしのちゃん』

『うん、ありがとうございました環さん』

俺達は遺族会本部を後にした。

『いい人だったね環さん♪』

《どうかな…》

《トーク…?何か気になるの?》

《俺達に親切にする理由が思い浮かばないんだ》

《ただ親切なだけとか?》

《だといいけどね…なんか裏を感じる…》

《ゆいりくん…》

『ま、いいか♪』

いろいろと疑問は解けた。
それだけでも有意義だったと言える。

朝から出向いたのに、すっかり日が暮れていた。

『しのちゃん】

『行きたいとこあるんだけどあいかな?』

『うん?いいけど?』

『ありがと』
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