涙に溺れてしまう前に。

嵐の前の静けさ

「ゆーゆ!一緒に帰ろぉ」



声のした方を向くと、予想通りなつの姿があった。



「あー、なつ。いいよ」



待たせる訳にもいかないので足早になつの所へ行く。



けれど、いっこうに歩き出そうとしないなつ。



「なつ?どうかした?」



声をかけてみるも返事がない。



俯いてじっと固まってしまっている。



「具合悪い?」



再度、顔を覗き込むようにして問う。



そうすると「ううん」と小さな返事が。



そしてパッと顔を上げ、「帰ろっ」と一言。



「うん…?」



様子がおかしいと思ったけれど、もう既に歩き始めているなつを見ていると



大丈夫なのかな、と思う。



元からぼーっとしやすい性格だし。



体調が悪い訳でもなさそうだし。



大丈夫かな。
< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

今日から俺の妹な。
心桜瑠/著

総文字数/39,446

恋愛(純愛)154ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
   高校1年       香山 凛         リーダー的な役割を多くこなす。         入学早々生徒会に誘われる。                        ×    高校2年       香山 玲         凛の高校の生徒会長。         イケメンで頭も良く、運動神経抜群の王子様。          高校1年の凛が『いつもの場所』で出会ったのは、学校の生徒会長、玲先輩。イケメンで頭も良く、まさに完璧。 そんな玲先輩からいきなり「今日から俺の妹な」と言われ、パニックな凛。 しかしその言葉の裏に隠された本当の秘密とは―? 嘘と本音が入り交じる中、大切なものは何なのか。 二人の物語が始まる。
風がはこんでくれたもの
心桜瑠/著

総文字数/0

恋愛(純愛)0ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
― 拾った方は下記へご連絡をお願いします。― ×××ー×××× 東京都………………………    カナメ       始まりは、一通の手紙からでした
その日々にさよならを
心桜瑠/著

総文字数/0

恋愛(純愛)0ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
       きっと、忘れることはないのだろう。        今までで一番輝いていたあの日々を。     伝えることと伝わるの尊さを知った、あの日々を。     上手くいかないことのほうが多かった、あの日々を。       ―私の初めての恋は、雲の上にありました。         束原 陽菜子 つかはら ひなこ                                ×         月島  梓  つきしま あずさ          

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop