この空の下でめぐり会う奇跡


「2歳なの?」


すると虎太朗は 事もあろうか
「お姉ちゃんは?」
と聞いたのだ。


「おねえちゃん?よかったぁー
おばちゃんって言われなくて
おねえちゃんはねぇ」


チョキを2つ出した。


ああ…22歳ってことか。


「一緒!」


なんて 虎太朗は笑ってる
全然一緒じゃないのにさ。


「あっ 虎太朗ちゃんお菓子食べる?
それともジュース飲む?
ああ 両方がいいかな?
ちょっと待ってね」


ゆっくり歩きながら奥へと
向かってるとお袋が
「お構い無く!もう帰るので」
と 美空に言ったのに
その言葉を無視をして
奥からジュースとお菓子を持って出て来た。


「はい!どうぞ!」


美空に貰って上機嫌の虎太朗。


そのお菓子を美空に一つ分けたりして
オレのDNAを持ってる虎太朗は
美空に惹かれてるのか?
側から離れない。


お袋が帰ろうと言っても首を振るなんて…。


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