とけるほど、抱きしめて

隼の失恋

マキが最近綺麗になった。いや前からだが…。

朝霧に聞いてみたところ、
圭と上手くいっているらしい。

結婚の話も聞こえて来ているらしいこと


あの時もっと、強引に押しとけば良かった。今更ながら後悔しても後のまつりなわけで。

「はぁ〜。」
「課長?」
「なんだよ‼︎」
「なんだよ‼︎はないでしょうか!」
「資料は?」
「今は、そんな気分じゃない。」
「仕事しろ‼︎」
「うるせ〜!」
「し、ご、と」
「あんた、まさか?マキに失恋?」
「うるせ〜よ」
「あんた、モテるはずなのにね?
本当は、ヘタレ?」
「仕方ないから、今晩ヤケ酒付き合うよ。だから、仕事しろ‼︎」
「朝霧の眞子さん〜。」
「よしよし。」


そんな二人のやり取りを見て
周りでは、クスクス笑ってる人たち。

この二人もいつかって思ってるのは、
私だけじゃないってことを。


fin
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