Words of farewell...


「なんで俺はついでなの?」



「いやー…後藤さんに目をとられてたら気づかなくてさ…」



『ねぇ亮くん 席行こ?』



「うん」



少し不機嫌な亮くんと席に向かい、座ったとほぼ同時にチャイムが鳴った


ガラガラ



「席につけー 出席とるぞ」



そう言って教卓の前に立った先生は、教室全体を見渡した



「おっ!後藤復活か」



『あっ、はい!でも今日は午前で帰ります』



「そうか 分かった」



少し残念そうな顔をした先生は、またすぐに笑顔に戻った



「改めて出席とるぞ 安達」



「はーい」



「宇野」



「はい」

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