君といつまでも
「――ってか!全然意味わかんねぇし」



突然声を荒げた瞬くんの声に一瞬びくっとした。



さっきまで繋がれていたはずの手はいつのまにか離れていた。



「なんだそれ?俺フラれんの?」



「違っ」



瞬くんが明らかに怒ってるのが分かる。



離された手に風があたって冷たい。



目の前にいるのはいつもの優しい瞬くんじゃなくて、なにがなんだか整理がつかなくて、あたしはそれ以上何も言えなかった。



「はぁー、じゃもう別れよ?てか付き合ってたのかもわかんねーけど。」



そう言った瞬くんは足早に前を歩いていく。



胸が痛い、すごくすごく痛い。



今引き止めなかったら、今なにも言えなかったら本当に終わる。



絶対後悔する。



そんなことはいくらバカなあたしでも分かる。



そんなの嫌だよ。



「瞬くんっ!あたし……やだっ…嫌いにならないで……」



言った瞬間座り込んだ。
溢れる涙が止まらなかった。



あたしの精一杯の言葉。



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