【続】悪者女子の恋心!
「はいはーい。咲、お母さんと仲良くね」


「言われるまでもないわよ。このあたしよ?上手くやるに決まってんでしょ?」

ふふん、と笑ってみせた時、頭にポンと手が乗った。

「どの口がほざいてんだ、チビ」


勿論、凜の手。

「…はっ!?」


チビ!?いや凜よりかチビだけど平均的な体型よ!


「寂しそうな顔してんじゃねぇよ。俺がそんなに恋しいか」


う…嘘は、ついちゃいけないわよね。


「こ、恋しいし寂しいわよ!悪い!?い…1ヶ月も一緒に居たら情も沸くでしょ!!良いじゃない好きなんだから!」


「は…」


急に口をパッと手で覆う凜。

加えて、首をあたしの見えない方向に不自然に捻っている。


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