きみに出会えた偶然、それは必然…
プロローグ
あれは1月5日の深夜だった…

あの日が俺のすべてを動かすような日になるなんて…

俺は思ってもみなかった。

直輝(なおき)は関西の理系大学に通う三回生だ。大学は冬休みに入っていて、直輝は実家に帰省していた。

直輝には少し前からハマって続けていることがある。

チャットである。

色々な人と気軽に話ができて、平凡な大学生活にいい刺激になると、一ヵ月ほど前から続けていた。

『あぁ、新年になっても何にも変わらんし、2時やのに眠くねぇし、またチャットに行ってみるかなぁ』

直輝は新年行事のため、ごぶさたしていたチャットに入った…

『あれ?( ̄∇ ̄|||)今日は知ってるやつおらんな。まぁまだ新年始まってすぐやし(・・;)』

そこに今まで話したことないメンバーが入ってきた。

直輝はナオというハンドルネーム(ハンネ)でチャットに入っていた。

パン『なお、はつよろ(笑)』

まよ『なお、パン、はじめまして(・ω・)ノよろしく(笑)』

ぴーち『ナオ、パン、まよ。こんばんわ。はじめまして。よろしくお願いします。』

初めて話す四人でのチャットが始まった…
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