バレンタイン*少しの勇気をください。
「どうすればいいのかな…」
はぁ、とため息をついて机に伏せる。
そんなあたしの肩をユキちゃんがバシッと叩き、
「まずはその見た目かな…?」
あたしは見た目のこと気にしないけど。と笑いながらユキちゃんがあたしを見る。
「やるなら、まず可愛く着飾らないと!
百合はすんごく可愛いんだから!!」
元がいいのに勿体無いってずっと思ってたの。とユキちゃんが目をキラキラさせてあたしを見てきた。