バレンタイン*少しの勇気をください。



入り口のドアに向かいマフィンの入った袋を取って、東雲くんに渡す。




そのマフィンを東雲くんは嬉しそうに見つめて、一口噛り付いた。




「…甘い」



「もしかして、甘いの嫌いだった⁉︎」




不安になって聞くと、



「いや、好きだよ。





それに百合の手作りだし」




と、嬉しそうな顔をして笑ってくれた。







そんな東雲くんが大好き。


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