バレンタイン*少しの勇気をください。


あ、入り口の所にある!



「東雲くん!ちょっと、離して!!」



「…なんで」



キスを途中でやめたのが悪かったのか、不機嫌な声を出す東雲くん。




「東雲くんにバレンタインの渡そうと思って、マフィン作ってきたんだ」



恥ずかしくて照れ笑いすると、東雲くんが目元を緩めた。




「百合、本当好き…」





…えっと、あたしいつから名前で呼ばれてたっけ⁉︎




まぁ、いいや!


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