オレンジ。~星空の下で。anotherstory~
帰宅すると、華恋の雷が落ちた。

「もー!おそーい!!
何やってるのよ!」

「あー、せやから悪かった言うてるやろ?」

「お兄ちゃんは分かってないよ…
この日がどんなに大切か…。」

華恋はまた涙目になる。

「わーったから泣くなやー。」

俺は華恋の頭をポンポンと撫でてなだめた。
リビングに向かうと、
母親が「あんまり遅くならないのよ。
あなたは…」と言った。

その言葉の先が容易に想像できたので

「分かっとるって。」

俺は少し強めに言って
部屋に鞄を置きに行った。

母は少し心配症なのだ。
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