少女の願い
【少女の願い】

『…なんだ。これ。』

僕は、道の隅に落ちていた、小さな紙切れを拾った。

所々破れ汚れた、水色の紙だ。

その紙には、字を覚えたての様な、辛うじて読む事の出来る文字で、こう書いてあった。

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