悪魔なゾンビ少女

[不安]

次の日の朝。
犯行を行った四人は言い知れぬ違和感を覚えていた。
それは時間が経つにつれ大きくなり、確信にも近いものに変わった。
身近で起きた事件なのにも関わらずテレビで一切報道は去れていない。
身近で事件があったなら近所同士で噂していても可笑しくないのに、外へ出ても町はいつもの朝の風景と変わらない。
事件現場の近くを通っても、警察も居なければ野次馬の姿も見えない。
何時もの何もなかった時と変わらない風景。
学校へ着いてもそれは変わらず誰もが何時もと変わらない。
そう、○○○○が生きていた頃と同じように。
まるで○○○○がまだ生きているかのように。
そして四人は恐怖をも感じはじめた。
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