光り輝く命~救ってくれたのは君だった~
「はぁ〜今日もいい天気だねぇ」

さとみが両手を広げ深呼吸する。

さとみはおもむろに鞄からタバコと

Zippoを取り出した。

「あれ?さとみのタバコ、

SevenStarsじゃなかった?」

そう、さとみがいつも吸ってるのは

SevenStars。今さとみが吸ってるのは

マルメン。

「これ元カレのなんだ。最後の一本」

そう言って煙を吐き出した。

「やっぱ不倫なんてダメなんだよね。

最初からわかってたはずなのに……」

さとみは泣きながらタバコの箱を

握り潰した。

それと同時に、さとみの目尻から

とめどなく涙がこぼれる。

「しょっぱ」

さとみは涙でグチャグチャの顔で笑った。

あたしと百合はさとみを抱きしめたり

頭を撫でたり、

そんなことしかできなかった。

「二人ともありがとう。

あたし後悔はしてないから。

あのときのこと一生忘れない。

亡くしてしまった命のためにも生きるよ」

そう言って彼女は、タバコの火を消した。

さとみの背中が少したくましく思えた。

さとみも前に進み始めた。



つらいことがあっても

立ち止まっちゃダメだよね?里奈。
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