我ら!恋愛探偵団


「コホン。さらたん、明日から普通の格好に戻ってオッケーだぞ!」


いきなり、部長が言い出した。



「へ…?いいんですか…?」




昨日はあれだけ、このままの姿を続けろ!と言ったのに。



ニヤニヤニヤニヤカレンさんと部長の、顔は収まらない。




「わ…わかりました。ちょうどコンタクトがつけられなくて本当困ってたんです。」




なんだか、とっても怪しい。




「そうかそうか!!ではメガネ!!に戻していいよさらたん!ふふん、じゃ今日の作戦についてなんだがね!もう少しで、1年生は校外学習があるよね…?」



懐かしいいいいいい、とカレンさんがつぶやく。




「そこでだ。校外学習は男女ペアで踊りをするんだ、その相手をく…「いや、無理ですよ。」




キラキラ人間と踊れるわけがない。



ノンノンノンと鼻を鳴らす。



「年下。DVD。あさり教授。分かってるよね?」



ジリジリと部長の黒い笑顔が私を突き刺した。




う…うう



「わ…かりました。」



頷くことしか出来なかった。
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