魔女の瞳Ⅱ
唖然とする。
クリスも。
修内太も。
「さぁ」
私はクリスにズイと迫った。
「どうするの?退くか死の世界に行くか。私はどっちでもいいわよ?」
「くっ…」
クリスは歯噛みした。
エクソシストとしては、刺し違えてでも異端者を排除する事が使命。
ましてや相手は稀代の魔女、メグ・デッドゲイトだ。
ここまで追い詰められるチャンスはもうないかもしれない。
本来ならば迷わず相討ちに持ち込むべきだろう。
だが。
「…四門メグ」
彼の体から殺気が消え失せた。
「お前は魔女でありながら、非常に興味深い」
「そう?」
私はクスッと笑う。
「人の世に災いをもたらす存在でしかない異端者でありながら、たった一人の人間の為に永遠とも言える筈のその命を自ら放棄しようとするとは…そのような魔女、僕一人の判断で排除する訳にはいかない」
黒衣の祓魔師は、驚くほどあっさりと私と修内太に背を向けた。
「教会の…上の者の判断を仰ぐ。命拾いしたな、魔女」
「ええ…見逃してくださって有難う、祓魔師様」
皮肉って私がそう言うと。
「く…」
一度だけ振り返って、クリスは舌打ちした。
「忌々しい魔女め…!!」
クリスも。
修内太も。
「さぁ」
私はクリスにズイと迫った。
「どうするの?退くか死の世界に行くか。私はどっちでもいいわよ?」
「くっ…」
クリスは歯噛みした。
エクソシストとしては、刺し違えてでも異端者を排除する事が使命。
ましてや相手は稀代の魔女、メグ・デッドゲイトだ。
ここまで追い詰められるチャンスはもうないかもしれない。
本来ならば迷わず相討ちに持ち込むべきだろう。
だが。
「…四門メグ」
彼の体から殺気が消え失せた。
「お前は魔女でありながら、非常に興味深い」
「そう?」
私はクスッと笑う。
「人の世に災いをもたらす存在でしかない異端者でありながら、たった一人の人間の為に永遠とも言える筈のその命を自ら放棄しようとするとは…そのような魔女、僕一人の判断で排除する訳にはいかない」
黒衣の祓魔師は、驚くほどあっさりと私と修内太に背を向けた。
「教会の…上の者の判断を仰ぐ。命拾いしたな、魔女」
「ええ…見逃してくださって有難う、祓魔師様」
皮肉って私がそう言うと。
「く…」
一度だけ振り返って、クリスは舌打ちした。
「忌々しい魔女め…!!」