AveniR-アヴニール-
「な………。俺は…、俺は……。」

俺はもう、

否定する言葉が思い付かなかった。

自分が完全にデトリである事実を告げられたからだ。

「俺は…」

すると、クソアマはいい加減な口調で

「まぁ、今日は疲れただろうから眠りな。

心配しなくても

このトレーラーの中にいるデトリュシエータ人は

何もしねえよ。」

そう言った。

「そんじゃあ、邪魔者は退散するよ。

いくぞディクソン。」

「…はい。」
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