とけるほど〜愛して。カナと真一 編
「外で食事する?」
「うん」
スマホを手に真くんが話しだす。
「あっ圭祐さん。これから行きたいんだけど。じゃ後で。」

いつの間にか仲良くなってた真くんと圭祐さん。

意外と圭祐さんの店まで近い事を最近知った。

散歩がてら10分程歩き店に着いた。

「よっ」「どうも〜。真さん。」
圭祐さん特製のロールキャベツのクリーム煮
サーモーンのサラダ

どれも、美味しい。

それから、楽しく話しをして笑う。
圭祐さんのスマホが鳴る。
「もしもし、マキ〜。今、真さんと
カナちゃんが来てるんだよ。
マキもおいで。大丈夫かぁ?迎えに行こうかぁ。」圭祐さんが私達に
「マキ取引先の会社に居るみたいで…。
道よくわかってないみたいなんだ。」
心配顔。

「そこに居て、すぐ行くから。」

ぷっと笑う。マキの方向音痴は、神にも勝る。

「ゆっくりしてて、迎えに行ってくるから。」
圭祐さんのマキに対する溺愛度も半端ない感。

暫くして、二人が帰ってきた。
「カナ〜。マキ〜」ガシッとハグ。
「それがさ〜。キヤハハ!うん」
「でね…。ふふ。あっそうだ!」

「でね、これ、私達から…。」
チラッと真さんをみると、
にっこり笑った。
「ありがとう。」それから、
最近の事をマキと話していたら、
真くんと圭祐さんが、コソコソ何かわたしてた。
「何してるの?」
「なんでもないよ。」
上手く誤魔化された。
それは、のちにわかった。

エロエロ男子の企みだった。
< 5 / 10 >

この作品をシェア

pagetop