You are ♡Cinderella
「あはははは
ねぇねぇみてよ翔ちゃん!この子ポケーっとしちゃって面白い顔」
お、面白い顔!?
「はは、おい春樹!本当の事言っちゃまずいだろ」
はぁあ!?
「二人…初めて会った人に失礼だろ
ほら驚いているだけだよ」
「あ、あの、その、
これは…」
若干笑顔浮かべるも口元をヒクヒクさせながら
一番まともそうな彼に尋ねる。
「あぁこれはね、
久々の新入りさんだから、ちょうどみんなも揃ってるってことでみんなでお迎えしようって話になって、クラッカーまで引っ張り出してやっちゃった、みたいな?」
な、なるほど。
いやいやいや。
ちがうでしょ。
なんかちがうでしょ!!!
「とりあえず、自己紹介…しようか。うん」
「あ、すみません!
私今日から、こちらでお世話になる
━━です!!どうぞ、よろしくおねがいします!!!」
「あは、そんな固まらなくても大丈夫だよ。
っとね、僕は、山岸 昴26歳
昴って呼んで?
いい歳して23歳からまだここに住んでるんだよ、男ばかりだしね、仕事場からも近くてつい。あ、仕事はそこの高校の教師!よろしくね」
短髪よりは少し流れで
ダークアッシュブラウンの髪を
軽くワックスで遊ばせている。
見た目からしてとても優しそうな人。
「はい!お願いいたします」
「僕はね!僕は
古谷 春樹17歳!昴さんの高校の生徒だよ
先生と一緒って本当にたまたまなんだけど、寮生活みたいで楽しくってさ、僕とも仲良してね!サッカーしてるから、サッカーしたくなったらいつでも言って」
金髪よりは少しだけくらい髪色
少し伸びている髪を片方だけ編み込んでピンで止めている
猫目で、笑うとくっきりエクボのある顔がとても印象的
「あ
はい!ありがとう!」
これはあきらか、私の年下。
なんだかとってもおちゃめな子だな