星が綺麗ですね…
…ふと我に帰る。

あくまでも、これわ健吾を落とすだけだから。あれが彼氏になったら美男美女カップルになれる。それだけ。

本気で恋するなんて、人を愛すなんて、くだらない。第一本気で、恋愛してふられたらどうすんの?恥ずかしいだけじゃん。

私のプライドを傷つけることだけはできない。

あいつを落として、私がモテるってゆうことを証明してやるぜ。

「おねぇちゃん顔こわい。」

「れなうるさい。」

翌日学校で

「ねぇねぇ~」

「なに?由美。」

「昨日ね、健吾に美月のアドレス聞かれたから教えたけどいい?」

「あ~メール来たわ。」

「絶対健吾は美月に気があるって♡」

だよね。やっぱり。私可愛いから。男子みんなの注目の的だから。とか思いながらも、

「そんなことないよ(笑)絶対!」

と言っておく。私えらい?みんなが傷つかないようにしてるんだよ?
由美だって可愛いけど、私の横に並んでたらちょっとおとってる。

「だってさ〜スタイルいいし顔可愛いし性格だっていいじゃん?」

まぁ?そのとうりだけど?と内心思いつつ、

「でもさ〜由美のほうが胸大きいし?天然だし、可愛いと思いマース♡」

と言っておきました。照れてる由美を見ると、純粋なんだな…と思う。

由美には小学校の頃から付き合ってる彼氏がいて、コロコロ彼氏かえてる私と違って一途。

そんなくだらない話をしていると、チャイムが鳴って、授業が始まるのを知らせてくれた。

「~でこうなって…です」

なんて言ってる英語の先生の話なんか耳に入らなくて、、、

私、何ぼーっとしてるんだろう?
風邪かな。早く帰って寝よう。

「美月大丈夫?ぼーっとしてるみたいだけど…風邪引いた?」

「かもしれない…家帰って早く寝るね…心配ありがと由美。」

キーンコーンカーンコーン…

チャイムが鳴った。

やばい、フラフラする。

どうしよう、目の前がグルグルする…

バタッ。

「え?美月?大丈夫?嘘でしょ!?」

「どうした?由美、」

「美月が、たおれた。先生よんでくるからみてて、」

「いや、いい、俺が運んでく。」


スタスタ…

「ねぇ、なんでほけんしつにいんの?私」

「おまえは、馬鹿ですか?もう放課後だぞ。」

「健吾?なんでいんの?」

「おまえたおれたんだよ。」

そんなの知らない。でも、健吾が運んでくれたのかな?

「ね、ねぇ、」

「あ?」

「健吾が運んてくれたの?」

「お、おう。」

そっか、優しいんだね、やっぱり。私可愛いから私のこと好きなんだ。

「ねぇ。あの、別に、や、…ありがとう。」

「おまえもっとすなおにお礼言えないの?」

「うん。」


「あら、目が覚めたのね、」

保険の先生が帰ってきた。

「お世話になりました。」

「早く帰ってちゃんとねるのよ、まだ熱あるんだから。」

「健吾、帰るぞ。」

「しょうがねぇな、今日は部活休みだから帰るか。」

「いいからさっさと帰るぞ。」

「なんか、お前の方が立場上になってない?」

そーかな?気のせいだと思う。でも、私は偉いから。だって、男子から人気あるんだから、女子からも人気あるし。結局、

「気のせいだと思うよ。」

とだけ返事した。

「ねぇ、」

「ん?」

健吾がこっち向く。やっぱりいつ見てもムカつくぐらい整ってて、、、
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