結婚しても恋愛中だもん

見ちゃた。

「行ってらっしゃい〜!」

ドアに鍵!「良し!今だ!」

クローゼットのダンボール。
ズルズルっと引いて

箱の蓋を開けた。ドキドキ!

「あっ!おもちゃの時計。かわいい!
あれ?これは?少し古びたぬいぐるみ。
もも君と名札付き。かわいい字で。
アルバム。生まれたばかりの勇くん。
幼稚園の勇くん。小学生の勇くん、
かわいい〜!萌え〜!ふふふ!
「わぁ!少しツンな勇くん。この頃から
俺様が芽を出した?高校生の勇くん。
イケメン‼︎ 流れるような目、スッと通った鼻、長い睫毛、キリッとした唇。
ヤバイです。かっこいい〜…。ため息。
こんな人の私は…妻。
「いや〜ん!どうしよう〜。はぁ〜…
ダメ、ドキドキしてきちやった。」

勇くん…。こんなの見ちゃたら
また、あなたに恋しちゃうよ!

何故か一人照れてる…。恥ず…。

胸に手を当てて
どうしよう〜。「何か、会いたくなっちゃったよ。さっき、行ってらっしゃいしたばっかりなのに。勇くん…。
あ〜ん!イケメン過ぎ〜!」


「何?一人で照れてるの?」

「えっ⁇はぁ⁇…。勇くん??
何で居るの?」
「彩の考えてることなんてお見通し!
フェイントかけて、戻ってきた!
くっくっく⁉︎」

「ははは〜。………。」

「コラ!彩?今からお仕置きだな!
俺様の秘密見た罰だ‼︎」

「えっ?勇くん様?お許しくらさい。」

「えっと…。あ!仕事は?お仕事!
遅刻するよ?」
「いいの‼︎ 言ってなかったけど、
午後からなんだよ〜。残念ながら!」

「そんな〜。まだ、明るいし…ね。」
にっこり。一応とびきりの笑顔で。


「だ〜め!そんなの無駄な抵抗ー!」
逃げようと、腕をすり抜けた??
あれ?
捕まえられ抵抗しまう…。
そのままベットイン!

ワンピースをスルッと脱がされ

下着だけの私。

完敗です。お手柔らかに…。


いっぱい…。お仕置きされましたとさ。
「は〜。」


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